こんな言葉を子供に使っていないですか。
□ あなたのためだから
□ あなたの将来が心配だから(あなたの将来のことを思って、将来困るよ)
□ みんなやっている(やっていない)
これらの言葉は、脳科学、心理学、教育学からみても
「使わない方が良い言葉」だというのは知っていますか?
具体的に言うと、
「あなたのためだから」
脳科学的に言うと、脳の前頭前野(意思決定や理性を司る部位)の発達を妨げるそうです。
親の意図を押し付けられると、
子供は「自分で選択し、その結果から学ぶ」
というプロセスをスキップするため、
主体的なドーパミン(意欲の源)の放出が抑制されます。
また、
心理的に言うと、
「あなたのため」と言いながら
実際は
「あなたは間違っている」
「親の期待通りに動いてほしい」
というメッセージを含むことが多くなります。
それは子供の自己肯定感を著しく下げてしまいます。
これが続くと、
他人の顔色を伺う「対人不安」の要因となります。
しかも残念ながら子どもたちは、
それを潜在意識で悟っています。
そして、子供の場合、
言葉での表現がまだまだ未成熟なので
言い返せません。
だから、
反抗的な態度になったり、
無反応になっていきます。
「あなたの将来が心配だから(あなたの将来のことを思って)」
脳科学的に言うと、
過度な心配を伝え続けると、
□ 子供の脳内では不安を司る扁桃体が過敏になる
□ 脳の記憶領域である海馬の成長を阻害するリスクがある
□ 将来を建設的に考える能力(実行機能)が低下する
このようなことが起こるとされています。
これは慢性的なストレス反応を引き起こし、
生存本能としての不安を感じさせます。
心理学では、
□ 親の期待に応えなければならない
という心理的負担を植え付けます。
そして、
「親が望む将来を歩む自分だけが認められる」
「今の自分では人間として認められない」
というメッセージとして伝わり、
自己肯定感を激減させてしまいます。
そして他者依存の体質を作っていきます。
また、自分で選んでいない将来のために努力しなければいけない状況は
学習意欲を著しく低下させることが
教育統計学的に明らかになっています。
「みんなやっている」
心理的に、「みんなやっている」という比較は、
「ありのままの自分では価値がない」
というメッセージとして伝わります。
心理学では、これを「外部的自尊心」と呼び、
他者との比較なしには自分を保てない
不安定な人格形成につながるとされています。
いわゆる自己肯定感が低い状態です。
これも他者依存を助長し、
個人の興味や関心(内発的動機)を削ぎ落とし
自己決定する力をどんどん奪っていきます。
自己決定をしないということは、
自律性や自己効力感を低下させます。
教育学における「自己決定理論」によれば、
人間は「自律性」を感じる時に最も学習効率が高まります。
だから、嫌々勉強させられると、
テストではある程度の点数を取るようになりますが、
社会では通用しないといわれる
「指示待ち人間になる」
可能性が高くなってしまいます。
解決策としては、
❌️ 感情や社会的な圧力を武器にする
❌️ 親の不安の解消のため
ではなく、
⭕️ 子供が自力で選ぶための情報
として伝えるのが鉄則です。
子供が最も健全に将来を切り拓くのは、
❌️ 親に心配されている時
ではなく、
⭕️ 親に信頼され、自分の意思で選択していると実感している時
です。
一例として下記の言い換えを実践してみましょう!
<言い換えの例>
❌️ あなたのためだから
↓↓↓
⭕️ お母さんは、〜という理由でこうしてほしいと思っているよ
※親の主観であることを認め、子供に判断の余地を与える(アイ・メッセージ)。
❌️ あなたの将来が心配だから(あなたの将来のことを思って、将来困るよ)
↓↓↓
⭕️ お母さんはこういう選択肢もあると思うけど、あなたはどう思う?
※主語を「あなた」から「私」にし、選択権を子供に戻す。
❌️ みんなやってる
↓↓↓
⭕️ これをするメリットは〜だよ
⭕️ あなたはどうしたい? なぜ?
※他人の視線ではなく、行動そのものの価値や本人の意思にフォーカスする。
最後に、上記より重要なことがあります。
それは、
□ 必ず体と顔を子供に向け
□ 目を見て話す
□ 笑顔で(引きつっててもいいじゃないですか!)
□ 完璧を目指さず、少しずつ変えてみる
もし、不安がありましたら一人で悩まず、相談してくださいね。
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